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最近いってきた美術館への感想を書いています。
美術館へいった時には一番のお気に入りの作品を決めるようにしてます。
「これもいいけど、あれもよかったなぁ」なんて考えるのは
楽しいですよ。

歩くひと

■2005/2/19 戦後六〇年無言館 遺された絵画展 東京ステーションギャラリー

この展覧会はかなり心に響きます。
絵を描くことが生きる証だったんだ。
絵を描くことがただ好きだという情熱に心が打たれます。
展示作品の横には戦地の画学生へ宛てた手紙やことばがプレートに書いてあります。

達者か・・・早く帰ってこい・・・おまえには芸術があるぞ・・・。

この手紙はぐっときました。
わたしは途中から目に涙が出てしまいました。

この人たちはほんとに芸術が好きだったんだなぁ
戦争がなければもっと絵が描けたんだろうなぁ。
わたしにはこんなに絵に対して情熱があるだろうか?

そんなことをいろいろ考えた展覧会でした。
今回の東京ステーションギャラリーは東京駅の駅舎内にあります。
東京駅は何度も行ってるのですが、東京ステーションギャラリーに行くのは始めてでした。
まあ、駅舎内ってこともあるのでそんなに広くはないのですが
赤れんがの展示室なんかがあって、けっこういい感じでした。


■2004/12/23 「人体の不思議展」 東京国際フォーラム

「人体の不思議展」。もうスゴイことになってましたよ!見渡す限りの人体標本に驚きの連続でした。
なにがスゴイって標本がすべて本物だということですよ。
わたしたちと同じように食べて寝て遊んでいた人が標本となってそこに存在しているんですよ。

標本として自分の身体を提供した人もスゴイと思いますが、
その標本もスゴイことになってます。

腕や足に流れてる血管だけの標本とか、
身体や頭を輪切りにした標本とか、
心臓や脳みそだけの標本とか、
生まれる前の赤ん坊の標本とか、
もう、ほんとに人体の構造を徹底的に調べました!ってな感じです。

最後の方には人体標本に触れることができるコーナーや
脳みその重さを体験できるコーナーがありました。

わたしもしっかり人体標本と脳みその重さを体験しました。
人体標本を触った感じは樹脂で固めてあったので、プラスチックみたいに硬かったです。
それから、脳みその重さは1.4kgぐらいと書いてあり、片手で持つとズッシリとくる感じでした。

たくさんの標本があり、貴重な資料で溢れていたわけですが
正直、見ている途中からちょっと気持ちが悪くなってしまいました。
食事をしたあとには見に行かないほうが良いかも知れません。


■2004/12/19 「人間だもの」 相田みつを美術館

以前から「相田みつを美術館」の近くを通って気になっていましたが
書ということもあり、立ち寄ることがありませんでした。
しかし、今回は近くに用事があったので足を運んでみました。

見た結論から言うと「すんごくよかった!」です。
人並みの言い方になるけど、都会の中のオアシスと言えるような
元気になれる言葉のシャワーを浴びたような感じです。

「美しいものを美しいと思える、あなたの心が美しい」

そんな書の中で印象に残ったのがこの言葉です。
わたしも美しいものを美しく思え、その美しさを描けるようになりたいと思いました。


■2004/12/05 「渡辺 學の世界」 千葉県立美術館

どこの美術館に行こうかなぁ〜っと悩んだ時には千葉県立美術館に行きます。
その理由は近くで一番大きい美術館だからです。

で、今回は「子ども県展」と「渡辺 學の世界」の企画展をやってました。
県立美術館は普段はほとんどと言ってよいほど混むことはないのですが、
子どもの作品が展示されている時はたくさん人がきます。
駐車場に入れなくて車の列ができるぐらいですから。

「子ども県展」は絵がズラ〜ッと1000点以上あったと思います。
子どもの描く絵は元気があり、楽しんで描いてるので観てるとうれしくなってきますね。

で、「渡辺 學の世界」ですが千葉県立美術館の開館30周年記念企画展ということです。
渡辺 學は漁民の絵を日本画で描いていた画家なのですが
これは油絵だろっと思いたくなるぐらいの存在感のある絵です。
日本画でもここまで重量感が出せるのかと感心すると思います。

ちょうどこの日は午後からオーケストラの演奏会があり、
企画展を観た人には無料で入場できるという特典がありました。
500円で絵を観た後に音楽も聞けるとはなんとうれしいことでしょうか!

オーケストラはピアノ五重奏で5人による演奏だったのですが
やはり生演奏はいい音ですね。得にバイオリンの音は和みます。

この演奏を聞いてバイオリンやってみたいなぁっと思い、
サイレントバイオリンを買おうかと考えるほどでした。


■2004/11/07 「第36回 日展」 東京都美術館

芸術の秋です。日展です。
年に一度の一般公募による芸術の祭典といってもよいでしょう。
洋画だけで534点、日本画や彫刻、工芸、書を合わせると合計2895点になります。
もうとにかく作品がいっぱいあります。じっくり見てると1日ではぜんぜん足りません。

その膨大な作品の中で注目するのはやはり洋画でしょう。
もうすんごいですよ。よくこんなの描けるなぁと驚きの連続です。
特選の作品はもう神の仕事かと思うほどです。
そんな特選の中(特選の作品は一つではなくいくつかあります)でも 「窓辺」という作品は感動物でした。

少女がはじめてお洒落をして、

わたしに似合うかしら?
わたし綺麗になれるかしら?

そんな思いで手鏡に映った自分を見つめてる

そんな感じの絵です。

洋画は図録を買い、気に入った絵は写真も買いました。
日本画の中にも気に入った絵がいくつかあったのですが
図録が高いので絵ハガキだけ買いました。
そのうち絵ハガキになっていないものがあったのは残念でした。

しかし、写真と絵ハガキの色はぜんぜん違いますね。
写真の方が実物に近いのですが、やっぱり大きさや雰囲気は本物を見ないとわかりませんね。

■2004/10/16 「伝説の浮世絵開祖 岩佐又兵衛」 千葉市美術館

岩佐又兵衛?「浮世絵の開祖」?
浮世絵の開祖といったら「見返り美人」で有名な菱川師宣だと思っていたんだけど
岩佐又兵衛の方が活躍した時代が古いからなのかもしれないな。

わたしも知らなかったので一般的にはあまり知られていない画家のようです。
今回の展示は作品が多く、絵巻の作品なんかは物語になっていておもしろかったです。

この企画展は美術雑誌にも掲載されていたようで人が多かったですね。
ついでにわたしが見に行った日は偶然にも市民の日で無料で見ることができました。
市民の日が無料とは今まで知りませんでした。

■2004/10/2 RIMPA展 東京国立近代美術館

「琳派」です。尾形光琳です。

いやー、混んでました。
わたしはいつも展覧会に行く時はなるべく開館時間にあわせるのですが
今回も開館時間の10時ちょっと過ぎに着きました。

そしたら、もう行列できてます。

やっぱり、最終日(10月3日)に近いと混むんだなぁと思いながら
ひさしぶりにチケットを買うために並びました。

チケット買うだけで10分ぐらいかかりました。

それだけ混んでますから、とうぜん中も混んでます。
最初のホールはもう人だらけで絵が見えない状態です。

しかも、このホールに一番の目玉である「風神雷神図屏風」があるのです。

こういう企画展の場合、最初のホールが混むのは普通のことですが
目玉を最初に展示してほしくなかったかも。混むから。

「RIMPA展」ということで植物や自然を描いた日本画が中心でしたね。
一番最初の目にするのがクリムトの「裸の真実」だったのですが
人物を描いているのはこれと「風神雷神図屏風」とあと数点だけです。

人物画を見たいわたしとしてはちと物足りない感じでした。
でも、常設展の展示が充実してるので人物画はこちらで補強できました。

お気に入りは酒井抱一の「夏秋草図屏風」です。草の曲線が心地よいです。

今回の展示は1階が「RIMPA展」、2~4階が常設展となってました。
「RIMPA展」は1階だけですが、展示が少ないわけではないです。
美術館がでかいだけですから。
さすが国立だけあり、常設展だけでも見ごたえ十分でした。

■2004/09/18 「色彩と幻想の画家 エミール・ノルデ」 東京都庭園美術館

エミール・ノルデという画家は今回はじめて知りました。
鮮やかさと重みのある色彩の水彩画が多く展示されています。
わたしのお気に入りの作品は「赤いケシ」と「ジャワの女の子(部分的に筆の加筆あり)」です。

今回は東京都庭園美術館にはじめてきました。
皇室の人たちが住んでいた建物を改築して美術館として使っているようです。
建物全体がアールデコ様式で作られており、正面玄関の天使は強く印象に残りました。

■2004/08/10 「万国博覧会の美術」 東京国立博物館平成館

日本の焼き物が多かったですね、7割ぐらいでしょうか。
よくぞここまで!と言いたくなるような細かい造形でした。鷹の置き物がいい感じでした。
絵画があまり展示されていないのは美術館じゃないからしょうがないですね。
気に入った絵もあったんですがメモをするのを忘れてました。残念。
本館は改装工事中で入ることはできませんでした。

■2004/07/03 「ピカソ、マティスと20世紀の画家たち フォービスムとキュビスム」 千葉市美術館

ピカソとマティス。
絵画に詳しくない人でも聞いたことがある名前でしょう。
でも、この人たちの絵がどんなものかを説明するのはむずかしいですよね。
ひとめ見ても、なにを描いてるのかわかんないことが多いです。
わたしは気楽に絵を見たい方なので考えないとわからない絵って
あまり好きにならない方です。
なので、ピカソでは特に気に入ったものはなく、
マティスでは色使いがいいなって感じでした。

で、今回の一番はアルベール・マルケの「裸婦(通称フォーヴの裸婦)」でした。
やっぱり、人の形が簡単にわかる方がいいです。

■2004/06/20 「巨匠たちのまなざし」 ブリジストン美術館

今回はポストカードを買いに行こうという目的で出かけました。
どこの美術館でもよかったんですが、本屋にも行きたかったので
八重洲ブックセンターが近くにあるブリジストン美術館にしました。

展示作品としてはモネ、マネ、ルノワール、ピカソと有名画家が
めじろ押しで、ルノワールのパステル画は観たことがなかったので
ちょっと新鮮でした。

そして、今回の一番気に入ったものは藤島武二の「黒扇」でした。
結局、ポストカードはこれ一枚だけを買ってきました。

ブリジストン美術館は企業運営だからなのか、かなりきれいな美術館です。
トイレのドアが自動ドアなのも他の公立の美術館では
観たことがないのでちょっと感動しました。
1階が受付、カフェ、ミュージアムショップで
2階が展示室になっています。
個人的には階段を使って昇り降りしたいのですが
「2階への移動はエレベーターを使ってね、帰りは階段でもいいよ。」
といった感じになってます。

■04/05/15 「浮世絵花盛り」 千葉市美術館

日本の絵画といえば浮世絵!ってぐらい有名ですね。
というわけで、今回は浮世絵なのですが、所蔵作品の展示ということで
入館料金200円でした。
第1部が渓斎英泉(けいさいえいせん)の作品で
第2部が肉筆画という構成になっていました。
写楽や歌磨呂といった有名な浮世絵の展示はありませんでしたが
わたしが好きな懐月堂安度(かいげつどうあんど)や
鳥居清長の作品が少し展示してあったのはうれしかったです。

千葉市立美術館は市役所と同じビルの7、8階になっていて
エレベーターで上がっていくのが、なんか面倒くさい感じがします。
1階部分がルネサンス様式のホールがあり、おもしろいです。
昔は川崎銀行の建物だったそうです。

■04/04/29 「小磯良平展」 世田谷美術館

小磯良平の絵は大好きです!
その企画展だということですごく楽しみにしてました。
展覧会は期待を裏切らず思った以上に楽しめました。
わたしが知っている画風以外にもキュビスムみたいな絵も描いてたんだなぁ
という新しい発見もありました。
でも、私が小磯良平を知るきっかけとなった絵がなかったのが
ちょっと残念でした。

世田谷美術館は今回が始めてだったのですが、第一印象は
「レゴブロックみたいだな」
でした。なんか積み木みたいな概観でした。

■04/04/29 「栄光のオランダ・フランドル絵画展」 東京都美術館

この展覧会の目玉はフェルメールの「画家のアトリエ」です。
この作品のためだけに観に行きました!
実際、同じように考える人が多かったのでしょう、
作品の前には人だかりができてました。
他に気になったのはレンブラントの自画像ぐらいで
女性の絵がほとんどなかったのは残念でした。

美術館は狭い方ではないと思うのですが
課外授業かなんかで学生の集団が入ってきたので
混み具合がさらに混み混みになりました。
わたしは絵はゆったり観たい方なのですが
大きい展覧会はやっぱり人がいっぱいになってしまいますね。


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